徳島市にある株式会社柚りっ子(ゆずりっこ)から、ゆずの“果皮”、つまり皮をテーマにした新商品が登場しました。
それがこの「ゆずピール」と「ゆず琥珀糖(こはくとう)」です。
今月から、2種類のお菓子がひとつの箱に入ったセットとして販売されています。
価格は税抜きで2,700円です。
柚りっ子は、徳島県産の無農薬のゆずを使い、国産素材100パーセント、無添加、そして手作業にこだわって商品を作っている会社です。
徳島県は、ゆずの産地としても知られています。一方で、農家の高齢化や後継者不足によって、収穫されないまま残ってしまうゆずもあるそうです。
さらに、農薬を使わずに育てたゆずは、皮に傷や黒い点が出やすく、市場に卸すことができない場合もあります。
でも、見た目に少し個性があっても、香りや味わいはしっかりと残っている。
そこで柚りっ子では、ひとつひとつ丁寧に黒点などを取り除き、なるべく廃棄する部分を減らしながら、ゆずをおいしい商品へと生まれ変わらせています。
ちなみに今回の新商品で主役になるのは、果汁ではなく、ゆずの皮です。
実は、ゆずの爽やかな香りのもとになる成分「リモネン」は、この果皮に多く含まれているそうです。
お菓子として口に入れた瞬間に、ふわっと広がるあの香り。
そこを、今回の商品では前面に引き出しています。
洋菓子の「ゆずピール」は、砂糖と果汁のアイシングでさわやかな甘さを楽しむことができます。
そして和菓子の「ゆず琥珀糖(こはくとう)」は、ひと口頬張ると徳島のゆず特有の爽やかな香りがふわっと広がり、舌の上で甘酸っぱい味わいを楽しむことができます。
パッケージも徳島県に伝わる「遊山箱(ゆさんばこ)」をモチーフにしていて、
山から街へ。農家さんから大切な人へ。ゆずに込められた想いをつなぐ箱として、今回のパッケージに取り入れられました。
お菓子として楽しめるだけでなく、地域の文化や一次産業の課題にも触れられる。
ここが大きなポイントですね。
ゆずの皮まで大切に使い切ること。それは、フードロスを減らすだけでなく、
農家さんの仕事や、地域の資源にもう一度光を当てることにもつながります。
何気なく食べるひと口の中に、徳島の山の恵みと、作り手の手間、
そして「もったいない」を価値に変える工夫が詰まっています。
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