災害時の女性の防犯

DHC Lifestyle Council研究員の古賀涼子です。
東日本大震災から10年となる今週は、
【女性の視点から見る防災】というテーマで、
防災士である私・古賀涼子がお伝えしています。

今日は「災害時の女性の防犯」について。

災害時に女性に対する性犯罪や暴力が増加する現実があり、
大学教授などが運営する団体
「東日本大震災女性支援ネットワーク」(すでに解散)が
2015年に発表した調査では、夫や交際相手、家族からの
DVだけでなく、避難所の運営リーダーによる性暴力など、
立場を利用したものもありました。

加害者が顔見知りのケースが多く、報復を恐れて声を上げられ
なかったり、普段は分からない家庭内部の事情、
例えば母子家庭や独身などの情報が避難所で明らかになり、
つきまとわれたりすることもあるようです。

災害時の防犯で気をつけておきたいポイントをご紹介します。

【一人で行動しない!】

性暴力は避難所の居住スペースや共用スペースなど、
人目につく場所でも起きています。
避難所でトイレに行く時や着替えをする時だけでなく、
物資の仕分け作業や、炊き出しの作業をするときなども、
単独で行動しないようにしましょう。

自宅で避難生活を送る際も、給水所や支援物資の
受け取りなどは複数人で行動すること。
建物の裏、死角になるような場所には近づかない。
自宅に戻る際も不審者が潜んでいるかもしれないので要注意です。

女性で一人暮らしの方は、友人と共同生活をすることも
リスク回避になります。また子どもからは目を離さず、
遊び場を作って大人が交代で見守るなどの工夫をしましょう。

【その場で判断しない!】

親切な誘いでも、その場ですぐに判断せず慎重に対応しましょう。
修理や点検を装って高額な請求をされることもあります。
突然の訪問者は家にあげず、身分証明書を確認したり、
信頼できる人にまず相談してみるなど、注意を心がけてください。

【防犯グッズと貴重品を常に持ち歩く!】

犯罪者は大きな音を嫌がる傾向があるので、
防犯ブザーやホイッスルなど、普段から持ち歩くようにしましょう。
また避難所にいる時、貴重品は寝ている時も肌身離さず。

お金の話や個人情報に関する話は、避難所では特に慎重に!
大判のストールは寒さや日差し対策だけでなく、
目隠しなどにも活用できるので1枚あると有効活用できますよ。

明日は「災害で子供の命を守るための方法」を考えます。

古賀涼子