女性の視点から見る防災

DHC Lifestyle Council研究員の古賀涼子です。
東日本大震災から10年となる今週は、
【女性の視点から見る防災】というテーマで、
防災士である私・古賀涼子がお伝えします。

ダイバーシティやジェンダーフリーと言った考え方が広がる
現代ですが、女性は体の仕組みが男性と異なるため、
災害時に配慮は欠かせません。
また子どもや高齢者、体の不自由な方がいるご家庭では、
どうしても女性に負担がかかるという現実もあります。

災害時に女性はどのような問題を抱えるのか・・・

被災後、女性が辛いと感じることの一つ【避難所でのプライバシー】

避難した当初は、広い体育館などで雑魚寝することも多いですよね。
避難所を運営するのは市役所や区役所の人、学校の先生ではなく、
自主防災組織=地域の住民一人ひとり!

自分はお客さんではないことを自覚し、
避難所の運営に積極的に関わっていく意識を持つことが大切です。
例えば、過去の災害で実際にこんな問題がありました。

・着替えもままならず、トイレや布団の中で着替えた

・子どもの泣き声や騒ぐ声でクレームや嫌がらせを受けた

授乳や下着の洗濯ができる、安心して子どもと過ごせる
女性専用の場所を確保することはとても大切なのです。

災害時の女性の課題として挙げられるのが【衛生問題】

入浴できない、着替えの下着がないことで、
デリケートゾーンのトラブルが起きやすくなります。
持ち出し袋の中に、生理用品だけでなくパンティーライナーや
使い捨ての下着、デリケートゾーン専用の
ウェットティッシュなどを入れておきましょう。
使用済みサニタリー用品の処理に困らないよう、
黒いビニール袋も一緒に入れておくと良いでしょう。

そして【スキンケアグッズの準備】

洗顔や化粧水、リップクリーム、日焼け止め、ハンドクリームなど
命に関わるものではないですが、ないと本当に辛い!
自分の肌に合うものを持ち出し袋に入れておきましょう。
ニット帽も入れておくと、
入浴できない時に髪の毛を隠すことができるのでおすすめです。

現在、女性の被災体験を元にした無料の防災冊子が
いくつも発行されています。おすすめは福岡市が発行する
「女性の視点を生かした防災ミニブック」

市のHPだけでなくKindleでも無料ダウンロードできるので、
ぜひチェックしてみてくださいね。

明日は、災害のもう一つの現実「女性の防犯」を考えます。

古賀涼子