不妊治療のおはなし

DHC Lifestyle Council、研究員の古賀涼子です。
今週特集するテーマは【不妊治療】

保険適用が検討され、賛否含め話題になっています。
そんな今だからこそ、正しく不妊治療について知りたい!
と言うことで、今年6月1日に開院したばかりの
HMレディースクリニック銀座、升田博隆院長にお話を伺います。

升田院長は慶應大学医学部出身で、産婦人科一筋24年。
慶應大学病院など国内だけでなく、海外の大学病院でも
不妊治療を含む様々な研究や治療に携わっていらっしゃいます。

専門は「生殖内分泌」
そして入院を必要としない子宮鏡手術の日本における先駆者!
そんな升田先生に「日本の不妊治療の実態」について伺いました。

日本産科婦人科学会による2018年の最新データでは、
生まれてくる16人に1人が体外受精で授かったお子さんだそう。
10年前の2008年は50人に1人だったということで、
急激に増加していることがわかります。

一方で、不妊治療はとても不公平だと升田先生は語ります。
と言うのも、検査の9割近くが女性
男性の検査は基本的に精液の状態を顕微鏡で診るだけなので、
男性不妊に関わる確率がどうしても低くなるのだそうです。

WHO=世界保健機関が出しているデータによると・・・

不妊原因が男性側だけにある → 24%

不妊原因が女性側だけにある → 41%

不妊原因が男女ともにある → 24%

男性側に原因がある割合を合計すると48%になります。
ただ男性もナイーブな方が多く、
自分に不妊の原因があることを明らかにしたくない方や、
怖くて検査できない、奥さんが検査を頼んでも同意してくれない
と言う方もいるのだとか。

また男性は何歳になっても妊娠能力がある!と以前は
言われていましたが、最近の研究では男性も歳を取れば
取るほど受精能力が低くなることが分かってきたそうです。

女性に負担がかかりがちな不妊治療ですが、
やはり男女一緒に乗り越えていかなくてはならないものだと、
升田先生のお話を伺って痛感しました。

明日は、升田先生の専門である
女性の「生殖内分泌」について伺います。

古賀涼子