ヒアリングハラスメント

DHC Lifestyle Council、研究員の古賀涼子です。
今週のテーマは【耳の聞こえ、大丈夫?】

聞こえと脳の関係について研究をする超脳科学総合研究所の所長で、
youtubeチャンネル『もじゃもじゃ先生の耳研究所』の
もじゃもじゃ先生としても活動する
中石真一路さんにお話を伺っています。

みなさん「ヒアリングハラスメント」という言葉、
聞いたことがありますか?
これはお話を伺っている中石さんが作った言葉で、
例えば高齢者の方に大きな声で話しかける・・・
これもヒアリングハラスメント=ヒアハラに当たります。

難聴にも種類があって、高齢者の方は
「感音性難聴」が多いと言われています。
こういった難聴の方に大きな声で話しかけるのは、実は逆効果!!!

話しかけている方は聞こえにくいんだろうと大きな声を出す。
でも感音性難聴の場合、それではよけいに聞こえにくい。
「大きな声を出されても聞こえないの」とはなかなか
言いづらいので、けっきょく高齢者の方は黙ってしまう。
聞こえていないんだろうと、さらに大きな声で話しかける・・・
これでは悪循環です。

相手の聴力の低下が何によるものなのか、
どのような難聴なのかを理解した上で対処してあげないと、
実は友好的ではないのです。

音量もある程度大きくすることは大事ですが、
音量プラス、ゆっくりはっきり話すということが大事!

耳が聞こえにくい方は、自身の声が大きくなると言われますが、
そうでない方も多いそう。難聴だけど声が大きくなっていない
方は、聴力が低下していても、骨導聴力という
『聴神経系の聴力』は低下していない場合があります。

聴力検査には、耳から入る音を検査する「気道聴力」と、
頭蓋骨に当てて行う検査「骨導聴力」の2つがあります。

聴神経がダメージ受けると、自分の声も聞き取りづらくなり
自分の声も大きくなるのですが、耳は聞こえにくいけど、
自分の声は大きくなっていないという方には、
大きな声で話しかけるより、ゆっくりはっきり
話してあげることが大事だということです。

ひとくちに難聴といっても違いがあるとは知りませんでした。
明日は「認知症と難聴の意外な関係」について伺っていきます。

古賀涼子