甲状腺の治療について

DHC Lifestyle Council 研究員の柳原亜希子です。
今週は「甲状腺の病気を知ろう」というテーマで、
福岡市博多区博多駅前にある、林眼科病院付属
林内科クリニック大石徹也院長にお話を伺ってきました。

女性に多い甲状腺の病気。どんな治療法があるのでしょうか?

一般的に甲状腺を正常に戻す方法として「薬物治療」「アイソトープ治療」
「手術」の3つがあります。

アイソトープ治療とは、甲状腺ホルモンの栄養となるヨードに放射線を出す性質をもたせ、
それを内服する事により甲状腺組織を破壊し、
甲状腺ホルモンを作る場所を少なくするというもの。

手術は甲状腺をほぼ摘出し、亢進状態を改善する方法です。
しかし多くの場合は投薬治療!
抗甲状腺剤によって、甲状腺ホルモンの産生を抑制する事ができるそうです。

甲状腺の病気は〝完治″ するのはなかなか難しいようです。
バセドウ病の治療だと、薬物療法の場合、効果に個人差が大きく、
再発率が高い事があげられます。
橋本病の場合は、いま機能が正常でも将来的に甲状腺機能低下を起こす可能性があるそう。
ですので短期的な治療ではなく、長期的なスパンで
投薬と検査を続けていくことが大事なんだとか。

日常生活で注意するべき点を伺いました。
バセドウ病の方は、甲状腺ホルモンが高い時は身体に大きな負担がかかるので、
激しい運動は控える事。
橋本病の方は、いま甲状腺機能が正常でもヨードを過剰に摂ると
甲状腺機能低下症になるという報告もあるので、ヨードを大量に含む海藻類など
過剰に摂取する事は避けた方が良いそうでうす。

バセドウ病、橋本病ともにストレスによって病気が悪化、または再発することもあるので、
なるべくストレスを避け、規則正しい生活を送るように心がけましょう。

甲状腺の病気はゆっくりと進行し、漠然とした症状であることが多いので気づきにくい病気。
ただし治療により見違えるほど元気になるそうなので、
気になる症状が多い方は是非、甲状腺の検査を受けてみて下さいね。

柳原亜希子