甲状腺の病気、自己免疫疾患とは…

DHC Lifestyle Council 研究員の柳原亜希子です。
今週のテーマは「甲状腺」
福岡市博多区博多駅前にある、林眼科病院付属
林内科クリニック大石徹也院長にお話を伺っています。

昨日、甲状腺は全身の代謝機能を調節する甲状腺ホルモンを作り出し、
私達の身体をコントロールしている大切な臓器!
というお話をしていただきました。

その甲状腺ホルモンが異常をきたしてしまうと、どんな事が起きるんでしょうか?

甲状腺機能が異常を起こすのは、いわゆる「自己免疫疾患」です。
正常な場合、身体にウィルスや細菌などの異物が入ってくると、
身を守るため抗体ができ、次に同様の異物が入ってきても、
抗体が攻撃して抑える免疫の働きをします。

ところがこの免疫システムに異常が起きると、外から入ってきた異物に対してだけではなく、
自分の組織の一部も異物と勘違いし、自分自身に攻撃をしてしまう。
これが甲状腺が異常をきたすメカニズムとなっています。

甲状腺に異常が起きるきっかけはあるのでしょうか?

自己免疫疾患が起きる原因としては「遺伝的な体質」
「ストレスなど環境要因」が考えられます。

仕事が多忙、人間関係の悩み、受験や結婚・出産などを機に
発病する方もいるそうです。

症状としては、身体が疲れやすいとか、だるいなど漠然としているため、
自律神経失調症や更年期障害、うつ病、認知症などと誤認されやすいんだとか。

日本における甲状腺疾患の患者数は500~700万人と言われており、
そのうち治療が必要な患者さんは約240万人とされています。
これは生活習慣病並みと言っても過言ではない数字!

よくある病気にもかかわらず、ゆっくり進行して多様な症状を呈するため、
なかなか気づきにくいのが現状のようです。
単なる加齢と片づけず、ちょっと体調がおかしいなと思ったら、
医療機関を受診してくださいね。

明日は甲状腺の病気の一つ「バセドウ病」について伺っていきます。

柳原亜希子