福岡の鍋文化・もつ鍋のルーツと歴史は?

DHC Lifestyle Council研究員の上野紋です。
福岡では冬場に限らず、一年通して鍋料理を楽しむ印象ですが
職場の仲間や家族で集まって、鍋を囲む機会も増える時期ですね。
今週は、福岡2大鍋料理である「もつ鍋&水炊き」を中心とした
福岡の鍋文化について、
自称・でぶグルメライターのくりしんさんにお話を伺いました。

まずは、観光でいらっしゃる皆さんからの人気も高いおもてなし料理であり
福岡生まれの方にとっては「我が家の味」でもあるもつ鍋です。

牛の臓物、ホルモン(=モツ)を頻繁に食べるようになったのは
昭和20年代ではないか、とはくりしんさんの談。
物資が不足していた終戦直後に、
山口県下関では「とんちゃん」、筑豊地方では「ホルモン」という名の
モツを焼いた料理が各地で生まれたようです。

福岡・博多でもつ鍋が登場したのも、同じ頃と考えられています。
アルミ鍋にモツを入れて、醤油で炊いて食べるスタイルが
闇市の発展から広まったのだそう。
具材はホルモンとニラのみだったようです。
「とんちゃん」や「ホルモン」と同じ、モツ焼き料理だったんですね。

このモツ焼きが、1950-60年代にはすき焼き風の鍋へと進化しました。
ごま油で鷹の爪を炒め、モツを投入。
調味料、野菜を入れて甘辛く炊き、溶いた玉子につけていただきます。
…と書きながら味を想像してお腹がすく。絡める生玉子もよく合いそう!

現在のもつ鍋はさらに後、1960-70年頃に登場したとのこと。
戦後70年ほどの間に数回の進化を経て、今の形になったんですね。
明日はもつ鍋の具材や作り方について伺います!

上野紋