気管支喘息について

DHC Lifestyle Council 研究員の柳原亜希子です。
今週は「アレルギー」をテーマにお送りしています。
今日は「気管支喘息」について。
福岡市南区屋形原にある福岡病院森脇篤史先生にお話を伺いました。

喘息というと何となくお子さんに多いイメージがあるのですが、
実は成人の気管支喘息も増えているんです。

1960年代は小児・成人共に1%程度だったのが、2000年代以降になると小児は10%以上、
成人でも6~10%程度まで、増加傾向にあるんだとか。
中でも中高年以降、40代~70代の方にかけて有症率は年齢と共に増加しており、
喘息は必ずしも子供がかかる病気ではなく、
成人の方でも発症する可能性は十分にあるのです。

喘息の主な症状としては、「突然の咳込み」
「ゼイゼイ・ヒューヒューといった音がする喘鳴」
「息苦しさや胸苦しさを伴う咳」など。
それに加えて、夜間や明け方になると咳が強く出る日内変動、
季節の変わり目になると悪化する、そういった事も喘息の特徴です。

例えば風邪をひいた時にも強い咳は出ますよね。
その咳と喘息はどう違うのでしょうか?
風邪は治ると咳もおさまりますが、喘息は慢性的なものなので、一旦良くなったとしても
また悪化を繰り返します。数ケ月咳が長引くようだったら喘息の疑いが大きくなります。

そして喘息は、遺伝的な要因環境的な要因が大きく関係していると言われています。
家族に喘息の方がいると、やはり発症するリスクは高くなるようです。

喘息を悪化させないように気をつける事は、まず風邪の予防をする事。
ハウスダストやダニを排除するため、こまめに掃除をし、清潔を保つ事。
禁煙する事、などが大事だということです。

喘息と診断されると吸入薬や内服薬、発作治療薬などで喘息をコントロールしていきますが、
これらは「喘息が悪くならないための治療薬」になります。
悪化してから服用するのではなく、早めに服用する事を心がけましょう。

明日は「食べ物によるアレルギー」について伺っていきます。

柳原亜希子