福岡はうどん発祥の地!

こんにちは!DHC Lifestyle Council 研究員の上野紋です。
太陽にジリジリ焼かれたかと思えば台風や大雨…と、天気に翻弄されてしまいますね。
暑さや湿気に身体がついていけず、なんとなく調子が出ないこの時期だからこそ
しっかり食べて、夏を楽しむエネルギーをつけたいもの。
そこで今週は「福岡のうどんで夏を乗り切ろう!」と題して
麺類をこよなく愛する、ヌードルライター山田祐一郎さんにお話を伺います。

福岡県在住4年目の私もずっと気になっていたんです…福岡はとにかくうどん屋さんが多い!
北九州、福岡、筑後に筑豊と、どのエリアを訪れてもうどん屋さんを見かけます。
大きな有名チェーン店はもちろん個人店も多く、
麺やトッピングなどの特徴もさまざまですよね。

福岡とうどんの歴史は古く、福岡がうどんそば発祥の地だという説もあるそうです。
1242年、宋へ修行に出た聖一国師という禅僧が、
水車の力で小麦や蕎麦を製粉する工場の設計図を書き留めて
日本に持ち帰ったことから、福岡の製粉技術が始まったのだとか。
帰国後に聖一国師が開いた福岡市の承天寺には「饂飩蕎麦発祥の地」という石碑があります。

製粉技術が日本に伝わった直後はまだ小麦粉が高価で、貴族の食べ物とされていましたが
石臼などを使うことで大量生産が可能になり、少しずつ庶民へと広がりました。
ちなみに、うどんが福岡に広まったのはそれからしばらく後だそうで
室町時代から江戸時代の初めごろと言われています。
なお、福岡では昔から蕎麦を生産しておらず、小麦の一大産地だったことで
小麦粉文化に拍車がかかったんじゃないか、とも言われているそうです。

ここまで山田さんにうかがいながら、ふと気になったのがラーメンの存在です。
むしろ県外の方からすると「福岡の麺といえばラーメン」というイメージですが、
このラーメンが中国から日本に伝わったのは、江戸時代と言われています。
水戸黄門こと水戸光圀公が、日本で初めてラーメンを食べたそうで
その後、横浜中華街経由を経由して、全国へ広まったと言われているんだそうです。

福岡でとんこつラーメンが生まれ広がったのは第二次大戦後と、さらに後のお話です。
うどんの歴史が断然長いんですね…
ラーメン屋さんよりうどん屋さんが多いことにも納得です。
明日は、そんな福岡のうどんの筆頭「博多うどん」のお話です。お楽しみに!

上野紋
(写真提供:KIJI 山田祐一郎さん)