大きな病気の原因にも…?溶連菌とは

こんにちは!DHC Lifestyle Council研究員の宮世真理子です。
今週のテーマは「子供から大人にうつってしまう病気」ということで
みらいメディカルクリニック茗荷谷小児科
一般社団法人みらい予防医学振興会」の梅香路敦子先生にお話を伺っています。

今日のお話は「溶連菌」について。
溶連菌は正式には「A群β溶血性レンサ球菌」という細菌の感染症です。
潜伏期間は2~5日。感染経路は咳やくしゃみなどの飛沫感染や、
手や物を介して口から感染する経口感染などです。
38~39度の発熱とのどの痛み、嘔吐などから症状が始まります。
風邪とよく似た症状ですね。
その後、かゆみのある赤い発疹が体に現れたり、
”イチゴ舌”と呼ばれる舌にイチゴのようなブツブツが発生したりします。
熱が下がったあとには手足の皮膚がむけてくることも。

主に学童期の子供に多く、3歳以下や成人にかかることはほとんどありません。
大人に関してはかかってしまったとしても発疹などはなく、
「のどの痛みを伴う風邪症状」くらいで済むそうです。

ただし、こわいのが合併症!溶連菌は別の大きな病気の原因になりやすい細菌なんです。
肺炎や髄膜炎、敗血症などの化膿性疾患、リウマチ熱、急性糸球体腎炎などの
非化膿性疾患を引き起こす可能性があります。これは子供も大人も同じだそう。
溶連菌の完治・合併症の有無などを判断するために、
感染の2~3週間後に尿検査をすることもあります。

溶連菌の治療で注意したいのが、抗生物質をきちんと最後まで飲み続けること!
溶連菌には病院で処方される抗生物質が有効なのですが、
大半の場合5日ほどで熱が下がるので、「もう治ったからいいや!」と
途中で飲むのをやめてしまう患者さんがいるそう。
実は私もたまにやってしまいます…。
溶連菌を完全に退治できるように、お薬は出された分をきちんと飲み切ってくださいね。

予防策としては、他の感染症と同じくマスクの着用、手洗いうがいの徹底。
風邪予防の基本ですね。
家族内で感染者が出た場合には同じ食器やタオルを使うのは避けましょう。
病気にかからないようにしっかり予防、もしかかってしまったらしっかり治療!
家族みんなで気を付けていきましょうね。

宮世真理子