甘く見てはいけない“子宮筋腫と子宮内膜症”

DHC Lifestyle Council、研究員の柴田幸子です。
今週は「夏から秋にかけて気を付けたい女性の病気」をテーマに、
順天堂大学医学部附属・順天堂東京江東高齢者医療センター
婦人科助教の坂本愛子先生にお話しを伺っています。
3日目の今日ピックアップしたのは【子宮筋腫と子宮内膜症】です。

具体的な症状として、両方とも生理の痛みが強くなる可能性があります。
さらに子宮筋腫の場合には生理の量も多くなる可能性があります。
まず子宮内膜症に関して。子宮の内膜という毎月生理になる場所ですが、
普通は子宮の内側にだけあって、生理の時に外に押し出されることによって
毎月リセットされるという仕組み。この子宮の内膜という組織が
全く違う所に飛んでいるというのが子宮内膜症という病気なのです。
例えばその組織が肺にあるような人は生理の度に血痰といって痰に血が混じったり、
膀胱にできてる人は生理の度に血尿がおきたり、、、
後発部位としてよく言われるのは、卵巣の中にたまってしまうタイプ。
いわゆる卵巣チョコレート嚢腫と言われるものです。
次に子宮筋腫。子宮は元々筋肉でできてた臓器。
その筋肉にできたコブ、腫瘍なので筋腫というんですね。
ですので子宮筋腫というのはいわゆる「コブ、おでき」のこと。
両方とも女性ホルモンが成長させてしまうことが共通しているので、
生理を止めるという子宮筋腫の治療と、
血が様々な所にたまってしまうのを抑える子宮内膜症の治療とが、
同じ治療薬で効くということも言われています。

生理の量が毎月段々多くなったり、痛みがひどくなることがあれば
病気が隠れていることを疑ってみた方が良いようです。
基本的には両方とも良性の疾患なので放っておいても自分がつらいだけで
命を落とすことに繋がるのは珍しいそうですが、
子宮筋腫の場合には貧血もあまりにひどくなりすぎると
輸血を要することになったり、酷い場合は命を脅かすほど重篤になるケースもあるとのこと。

あまり頑張りすぎずに、気になることがあればこまめにチェックするのが大事ですね。